1週間前に特別警報が発表された霧島市では、15日も強い日差しが照りつけるなか、住民らが後片付けにおわれていました。
およそ1.5メートルの高さまで浸水した霧島市隼人町姫城では、15日も市民らが復旧作業を行っていました。
今月8日の映像です。こちらの店では床に焼酎瓶が散乱し、冷蔵庫は大きく傾いていました。
(8日・阿多清美さん)「もう台所もひっちゃかめっちゃか、片付けもどっからどう手をつければ」
(記者)「床上まで浸水した飲食店、きょうも復旧作業が続いています」
(お好み焼きしんきち 阿多清美さん)「全部なにも無くなった。あっという間の1週間だった」
この1週間、客や友人が差し入れや復旧の手伝いをしてくれたといいます。
(お好み焼きしんきち 阿多清美さん)「2日くらい前は気がめいって涙がぽろぽろで、(今は)みんなのあたたかい気持ちや言葉に涙が出る」
(手伝いに来た客)「できることはちょっとだけでもやろうと。お店が開いたら一緒にご飯でも食べられたら」
店は少しずつ片付いてきましたが、営業再開のめどはたっていません。
(お好み焼きしんきち 阿多清美さん)「どうにかして営業を再開しないと、生活もあるし。悲しんでいても進まないので」
霧島市では、片付けの支援を求める声が1日50件ほどあるということで、災害ボランティアへの参加を国分総合福祉センターで直接受け付けています。







