県内28の有人離島が抱える課題の解決に向けた動きです。島でチャレンジする人たちを資金面で支援する県内初のコミュニティ財団「かごしま島嶼ファンド」の設立に向けて有志らが寄付を募ることになりました。
塩田知事を表敬したのは「かごしま島嶼ファンド設立準備会」のメンバー8人です。
県内には28の有人離島がありますが、その人口は2020年までの70年間で6割以上減っていて、人口減少や高齢化などに直面しています。
準備会は、離島の課題解決などにチャレンジする人たちを資金面から支援しようと県内初の「コミュニティ財団」の設立を目指していて、個人や企業から寄付を募ります。
財団の設立には最低300万円が必要でその後の運営資金を含めて1000万円が目標です。寄付額は3000円からで、あさって4月18日から7月18日まで、専用サイトからのクレジットカードや口座振り込みで受け付けます。
(かごしま島嶼ファンド設立準備会 山下賢太さん)「人が少ないから、お金がないから、知恵がないから、仲間がいないからと諦めてしまわないような、たった1人でも挑戦できる鹿児島の島を作っていきたい」
財団が設立されれば、事業者を募り、離島文化の継承者育成や商品開発などを支援していく予定です。