主にウリ科の野菜に被害を与える害虫「セグロウリミバエ」が、鹿児島県内で初めて徳之島で確認されました。

鹿児島県によりますと、徳之島・伊仙町に設置した調査用のわなに今月17日、セグロウリミバエのオスの成虫1匹がかかっているのが見つかりました。県内でセグロウリミバエが見つかるのは今回が初めてです。

セグロウリミバエは体長7ミリから8ミリほどの小型のハエで、主にキュウリやスイカ、カボチャなどのウリ科の野菜や、トマト、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどの果実に被害を与えます。

幼虫が果実に寄生すると、腐って落ちるなどの被害が出ます。主に中国やインド、東南アジアなどにいて、沖縄県でも去年3月から継続して家庭菜園などで確認されています。

県は今回発見されたわなの周囲に薬剤を散布したほか、半径5キロ圏内にわなを増設して、調査を続けるということです。