春の全国火災予防運動にあわせ、鹿児島市の商業施設で7日、地震を想定した防災訓練がありました。避難中の余震への対応も今回、初めて行われました。

(記者)「従業員が客を通路に避難させています」

鹿児島中央駅前のアミュプラザ鹿児島では7日朝、鹿児島湾を震源地とする震度6弱の地震が起きた想定で防災訓練があり、従業員と消防あわせておよそ110人が参加しました。

去年の能登半島や日向灘での地震を踏まえ、避難誘導中の余震も初めて想定に盛り込み、客や従業員の安全確保や、火災が起きた場合の消火の手順などを確認しました。

(JR鹿児島シティ 山崎慎介社長)「避難中のけがも防がないといけないと考え、余震まで加えて訓練した」

(鹿児島市消防局・中央消防署 前田武史署長)「自分の安全が確保できて、大きな揺れががおさまったら、すぐに火の元を確認して、そのあと避難していただく。まずは火の元の点検が重要」

春の全国火災予防運動は7日までです。