美術団体「国画会鹿児島支部」の展覧会が4日から鹿児島市で始まりました。

1918年に京都の画家たちが立ち上げた「国画会」の鹿児島支部には現在、17人のメンバーがいます。

4日から始まった「鹿児島国展」は「国画会」が運営する日本最大級の公募展「国展」が来月から東京で開催されるのを前に、開かれました。会場には、絵画・版画・工芸・彫刻・写真の5つの部門のおよそ80点が展示されています。

キャンバスに発泡スチロールを組み合わせた作品や、紙をひねった「こより」を合わせた立体感のある鹿児島在住の作家の絵画、「目」が特徴的な埼玉の作家の作品など、県内外から集まったさまざまな作風の作品を楽しめます。

(来場客)
「若い作家や年代もさまざまだと思う。いろんな表現方法があって面白かった」
「普通の絵画を見に来たという感じではなかった。いいですね雰囲気が違って」

(国画会・鹿児島支部事務所 東條新一郎代表)
「もっと刺激を受けながら作品のレベルアップをはかりたいと思い、日本全国から作品をいただいた。『何を使っているの?』という作品がたくさんあるので面白い」

鹿児島国展は鹿児島市立美術館で今月9日まで開かれます。入場は無料です。