鹿児島県の日置市で、田植えを前に五穀豊穣を願う伝統行事「せっぺとべ」が行われました。

日置市日吉町で420年以上続く「せっぺとべ」は、「精一杯飛べ」という方言で、若い衆と呼ばれる白装束をまとった参加者らが、田んぼにいる害虫を踏み潰す伝統行事です。

2日は、高校生から80代までのおよそ400人が参加し、泥だらけになりながら田んぼの中で歌ったり飛び跳ねたりして五穀豊穣を願っていました。

(東京から初参加)「やったことない人はやったほうが良い」
(15年以上参加)「若い人たちが来て、盛り上げてくれてありがたい」

また、今年の「せっぺとべ」は、全国の祭りを紹介しているテレビ番組「ダイドーグループ日本の祭り」で紹介されることになっており、2日は飲料メーカーなどを傘下に持つダイドーグループホールディングスの高松富博前会長から日置市の永山由高市長に選定証が手渡されました。

番組は、来月7日午前10時35分からMBCテレビで放送予定です。