鹿児島の名産品ぢゃんぼ餅とカツオのたたきが、新幹線で東京へと送られました。つくり手からは、大消費地の東京で販売できることに喜びの声が聞かれました。
午前7時すぎ、鹿児島中央駅の改札を通ったのは、鹿児島の名産品、ぢゃんぼ餅とカツオのたたきが入った荷物です。どちらも17日朝、作られたばかり。

JRが全国の特産品を新幹線で東京駅に集め販売する「新幹線でつながる旬食フェア」に出品するため、それぞれ60食分を車両に積み込まれていきました。
(JR九州・営業課 中山泰輔主査)「これから東京に届いていくという実感をもち、積み込み作業を行っていきたい」
ぢゃんぼ餅を新幹線で送り出した店からは期待の声が聞かれました。
(平田屋 平田いずみさん)「すごい喜び。鹿児島にゆかりのある人が買ってくれる。懐かしい味だと思ってくれるのが幸せ」

(山実水産 山口憲一郎社長)「魚に携わる者として、快挙というかすごくうれしい」「一本釣りで丁寧に扱っているのが、鹿児島の特徴。たくさんの人に食べてもらいたい」

そして、鹿児島を出発して10時間後の午後5時すぎ、ぢゃんぼ餅とカツオのたたきが東京駅の会場に並びました。
(JR九州・営業課 中山泰輔主査)「2024年の物流問題や、CO2の排出削減に新幹線は貢献できる。受け皿となっていける」

JR九州では3年前から鹿児島中央と博多の間で、その日水揚げされた魚などを運ぶサービスを900円から2000円で行っています。







