酒気帯び運転で免許取り消し処分を受けた後も約1年半にわたり無免許運転をしていた職員(先月懲戒免職)の問題を受け、盛岡市が職員約3000人に行った運転免許証の確認調査で、1人の有効期限が約3か月過ぎていたことが分かりました。

盛岡市の13日発表によりますと、この職員は今年7月下旬で免許の有効期限が切れていましたが、更新を行っていませんでした。調査を受けた先月25日に発覚し、その後職員自ら運転免許センターへ問い合わせ、講習などを受ければ運転免許試験が免除される「特定失効者」の手続きによって、免許を再取得したということです。

職員本人は調査時点で「来年だと思い込んでいた」として期限切れの認識がなく、免許の更新をしないまま先月まで約3か月、通勤や買い物などで日常的に運転をしていました。公用車を運転したことはなかったということです。

市は警察に相談し、この職員は懲戒処分の対象にならないとして、口頭での厳重注意としました。

調査は先月24日から31日まで、免許を持っている全職員2977人(会計年度任用職員含む)を対象に、運転状況の聞き取りと免許を提示させ、交付の日と有効期限を確認しました。

市は今後、年度当初と年度途中に職員を採用する場合も含め、公用・私用を問わず運転する全職員を対象に、所属長が免許証を確認することとしています。