6日、北海道苫小牧市で、フォークリフトのパレットに乗って屋根の修理をしていた70代の男性が、6メートルほどの高さから転落し、頭蓋骨を骨折するなどの重傷を負いました。

事故があったのは、苫小牧市内にある運送会社の敷地です。

6日正午すぎ「作業中の男性が5メートルくらいの高さから落下した」と関係者から警察に通報がありました。

事故の状況を調べている苫小牧警察署

警察によりますと、転落したのは78歳の男性で、頭蓋骨やろっ骨を折る重傷ですが、命に別条はないということです。

男性は当時、フォークリフトで持ち上げたパレット9枚の上に乗って、運送会社の屋根の修理をしていました。

その際、フォークリフトの運転手に「リフトを下げて欲しい」と指示したところ、フォークリフトの車体が動き出してバランスを崩し、5.7メートル下のアスファルトの地面に落下したということです。

男性がヘルメットや安全帯などを装着していたかどうかは、わかっていません。

警察は、フォークリフトの運転手が男性の「下げて欲しい」という指示を「移動してほしい」と聞き間違った可能性があるとみて、当時の状況や作業手順に問題がなかったか調べています。