トヨタ系の労働組合の春闘、平均の賃上げ幅は去年の約2倍になりました。

全トヨタ労連は、ことしの春闘のまとめを発表し、製造系の121組合の賃金の平均引き上げ額は月額1万102円で、去年の5170円から約2倍になりました。
賃上げ率も去年の約2倍となる3.67%で、121全ての組合で賃上げになったということです。

一方、ボーナスにあたる一時金は車の減産などが影響し、平均で4.9か月分とほぼ平年並みです。
最低賃金の平均は去年より約3900円高い月額17万43円でした。
全トヨタ労連は「近年にない物価高騰に対して、賃金の引き上げという形で労働の価値を高めることができた」とコメントしています。