若者たちの間に広がる“薬物”の魔の手。手を染めないためにできることはー。
(愛知PFS協会 星野智生代表)
「薬物で夢も、家族との関係も、進路も奪われる可能性がある」
こう話すのは名古屋・栄の夜の街などを定期的にパトロールし、若者の居場所づくりに取り組む、愛知PFS協会の星野智生代表です。


「相談できる場所があるだけで被害防げる」
星野さんは12月8日、名古屋市中区の「名古屋たちばな高校」で、違法薬物や市販薬のオーバードーズの危険性を呼びかける講演を行いました。薬物の誘惑はSNSなど身近なところに広がっていると注意喚起した上で、「若者が薬物に頼ってしまうのは孤立・不安・居場所の欠如が原因と考えていて、相談できる場所があるだけで被害が防げる」と話しました。
(講演を聞いた高校2年生)
「身近な所で危険な薬物があるのだと知った。自分もいつ被害に遭うか分からない。非常に怖い」


愛知県警がことし、違法薬物に関する法律で検挙した少年少女の数は、10月末までに104人で、去年より31人増えています。










