南海トラフ巨大地震で甚大な被害が想定される三重県紀宝町で16日、津波防災訓練が行われました。

訓練は、南海トラフを震源とする巨大地震が発生し、最大11mの高さの津波が到達するという想定のもと、紀宝町の各地区で行われ、住民およそ1400人が参加しました。

このうち、地区全体が浸水域の鵜殿地区では、ことし完成した高さ14m、収容人数100人の津波避難タワーに地域の住民がのぼり、備品の確認や炊き出し訓練を行いました。

紀宝町は、最短5分で津波が到達すると想定されていて、担当者は今後も訓練を重ね、防災意識を高めたいと話しています。