トヨタ自動車は4月17日、プリウスの一部について最悪の場合、走行中にドアが開く恐れがあるとして国にリコールを届け出ました。

国土交通省とトヨタ自動車によりますと、リコールの対象となったのは、おととし11月から4月までに生産されたプリウス13万5305台です。

後部座席のドアのハンドルにあるスイッチの防水性能が不十分なため、洗車などで大量の水がかかると内部に水が入ることがあり、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがあるということです。

これまでのところ、関連する不具合が3件報告されているものの、いずれもけがをした人はおらず、事故も起きていないということです。

トヨタは部品の交換を進めるとしていて、「多大なるご心配ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

また、この影響でトヨタ自動車は、4月4日からプリウスやカローラを生産している堤工場の第一ラインを停止していましたが、18日から第一ラインのうちカローラに関する生産を再開するとしています。