6月1日に開院した名古屋・大須の耳鼻咽喉科のクリニック。
ここでは発熱外来も行っていますが、新型コロナの感染急拡大で発熱外来の受診が急増。
系列の他のクリニックも6月に比べて3倍から5倍になっているといいます。
(電話を受けるスタッフ)
「そちらは症状がある方ですか?ない方ですか?発熱外来をご案内させていただきたい」
(柊みみはなのどクリニック大須 内藤孝司医師)
「(発熱外来の受診者は)6月は(1日あたり)1人~2人だったのが、21日はで30人近くになっている。優に10倍を超えている」
予約の電話が鳴りやみません。そのため…。
(柊みみはなのどクリニック大須 内藤孝司医師)
「正直、発熱外来は一般の診察の5倍くらい時間がとられるし、人員もとられる。残念ながら全員診ることができないので、受診をお断りしている状態」
一般診療と並行して行っているため、発熱外来は1日当たり30件が限界です。
38度の熱とのどの痛みがある30代の女性。問診の後、抗原検査です。結果が出るまでの間、内藤医師は…別の患者の対応です。
(内藤孝司医師)
「PCR検査の結果をお伝えします。残念ながら陽性と出ました。新型コロナということです」
きのうPCR検査を受けた十数人の患者に電話で結果を伝えます。これも医師の仕事。休む暇はありません。
(柊みみはなのどクリニック大須 内藤孝司医師)
「第6波よりも第7波の方がきついのが本音。はっきり言って大変です」
そして、先ほどの女性の検査結果は…。
(内藤孝司医師)
「陽性になります」
(女性)
「え~コロナ?」
患者の急増と共に、陽性率もあがっていると話します。
(柊みみはなのどクリニック大須 内藤孝司医師)
「医者の僕からも『行動制限しましょう』とは言いにくい。自分で危ないと思ったら、リスクを避ける行動をしてほしい」