島根県出雲市日御碕地区に続く県道の崩落から4週間。
いまだ、一般車両が通れるう回路の目途はたっていません。
7月9日、道路崩落の日に、現場に居合わせたタクシー。
そのドライバーは、危機一髪、自らの転落を免れた直後、対向車に危険を知らせ、崩落現場への侵入を防ぎました。
5日、そのタクシードライバーに警察から感謝状が贈られました。
出雲観光タクシー 足立勇二さん
「対向車の方がいらっしゃったのが目に入ったので、やっぱり、止めないとと思った。」
「あれが、落ちていたら大変なので」
当時の様子をそう振り返る足立さん。
7月9日の午後6時20分ごろ、日御碕に客を送った足立さんは、大社方面に向けて帰る途中でした。
そして、左カーブを曲がった次の瞬間、突然目の前に大きな穴が。
道路の陥没に気づいた足立さんは、とっさに左にハンドルを切り、山の斜面側へ車を寄せます。
側溝にタイヤがはまってしまいましたが、間一髪、崩落に巻き込まれずにすみました。
会社との通話
「すみません道路が陥没しておりまして、ちょっと溝にはまりましたので助けてもらえませんか。日御碕道路が陥没しています」
「車は通れません。(通れない?)はい。ちょっと車離れます、危ないですので。」
そういって一旦外に出た足立さん。
トランクから荷物を取った後、再び運転席のドアを開けた時、先ほどまであったはずの道路が崩落しました。
気が動転し、呆然となってもおかしくないこの状況で、足立さんは、反対車線を走ってくる車に大きく合図をして危険を知らせます。
足立さんのこの行為で、反対車線のドライバーは、転落の危機を逃れました。
足立さんの冷静かつ勇敢な行為に対し、5日、出雲警察署の三浦祐明署長から感謝状が贈られました。
出雲観光タクシー 足立勇二さん
「私の行動が、本当に役に立ったなあと思って、とても嬉しい気持ち」
出雲でのタクシードライバー歴23年の足立さん。
今だ、道路復旧のめどが立たない日御碕地区については。
出雲観光タクシー 足立勇二さん
「本当に日御碕地区の方、不便で、観光の方も全部キャンセルされたということ」「非常に大丈夫かな、これからどうされるのかなと心配な気持ち」
1日でも早く道路が復旧し、日御碕に日常が戻ることを足立さんも、望んでいます。















