新潟県が31日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの報告数は前週比1.04倍で、新潟県内における患者数の増加傾向はまだ続いています。
31日に発表された新潟県内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1医療機関あたりの患者数は21.84でした。
これは前週の数字21.07の1.04倍で、全県で報告された患者実数は1878人です。

入院者数も先週比増の390~480人程度で、病床使用率も32%程度となっており、中等症の患者も55~60人程度に増加しています。また重症者は2~5人でした。
新潟県では、去年は病床使用率が30%を超えてから救急搬送が困難なケースが増え始めたとしており、発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底をするように引続きの呼び掛けを続けています。

新型コロナウイルス新規感染者数については、5月7日までは『全数把握』でしたが、5類移行後は、インフルエンザと同様にあらかじめ指定された医療機関からの報告に基づく『定点把握』になっています。
5類移行後新潟県内では、8月22日に初めて確保病床使用率が30%を超えています。