東京電力は25日、新潟県にある柏崎刈羽原発6号機の長期運転に関する申請書に新たに誤りが見つかったと明らかにしました。申請書の誤りを修正し来週中に再申請する予定です。

柏崎刈羽原発6号機は11月で運転開始から30年となり、30年を超えて運転するには原子力規制委員会の認可が必要となっています。東京電力は認可に向けた申請書を提出していますが、これまでに約90か所の誤りが見つかっていました。25日の定例会見で稲垣武之所長は、8月末に提出した補正書類について新たに3か所の誤りが見つかったことを明らかにしました。東電によりますと、申請書と補足資料の整合性が合わないなどの不備で、24日に開かれた原子力規制委員会の審査会合で報告したということです。

【東京電力柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】
「千ページを超える物量がありますので1人の人間とか数人の人間でチェックするとどうしても限界があると思います。ただこれは規制庁に出す正式な文書でミスはあってはいけないものだと思ってますので、いかにしてダブルチェックとかペアチェックみたいな形で複数人が同じものを違った角度で見てチェックができる体制をしっかり作るのことが大事だと思っていますので、やり方を工夫してまいりたい」

東京電力は不備を修正し、来週中に再申請を行う予定だとしています。

また、9月は発電所内での作業中の事故が多発しています。
18日には原発事故発生時に原子炉を冷やすための冷却水が貯められている貯水池エリアで、定例試験を実施していた大容量送水車のホースが破断する事故が発生しました。近くにいた協力会社の作業員2人の足元に破断したホースが当たり2人は転倒。病院に運ばれ、肋骨の骨折や脳震盪と診断されたということです。

これを含め、作業中の事故が合わせて4件発生していることを受けて稲垣所長は、来週から発電所の幹部が作業現場の状況を確認し、対策を検討していく方針を示しました。