新潟県三条市の金属プレス製品メーカー・三条プレス工業所が11月28日に事業停止し、今月1日に新潟地裁三条支部に自己破産を申請。地裁から破産手続き開始決定を受けていたことが分かりました。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によりますと、三条プレス工業所は1952年(昭和27年)4月に創業。三条市をはじめ新潟県の県央地区の企業を主力の取引先として、コインロッカー部品や電源トランスをはじめ、建築金物など多岐にわたる製品を製造し、90年代のピーク時には3億円を超える年間売上高を計上していたということです。

その後は他社との競合などから受注が減少するなどして業績が悪化。さらに前代表が亡くなり、現代表が事業継承していたものの後継者もなく、従業員の高齢化が進む中で事業継続を断念したものとみられます。

帝国データバンク新潟支店によりますと、負債は現在調査中だということです。