息子や弁護士をかたり、70代男性に「仮想通貨をやっていたが税金が未払いで口座が止められている」などとうそをつき、現金2300万円をだまし取ったなどとして、30歳の飲食店従業員が逮捕されました。
詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで12日に逮捕されたのは、東京都港区芝に住む飲食店従業員の男(30)です。
警察によりますと、男は何者かと共謀し、共犯者が今年5月下旬から6月7日までの間、複数回にわたり、新潟県内に住む70代男性の自宅に息子や弁護士をかたって電話をかけました。
そして、「仮想通貨をやっていたが税金が未払いで口座が止められている」「追徴課税が発生している」「宅急便で送ってください」などとうそをつき、男性から2回にわたり現金合計2300万円などを宅配便で神奈川県内に送らせ、だまし取った疑いが持たれています。また、税金の手続き費用等として、男性の妻から2回にわたり合計4万円分の電子マネーをだまし取った疑いも持たれています。
この事件では、今年7月、神奈川県内で現金が入った宅配便を受け取ったとして当時22歳の男が逮捕されています。今回逮捕された男は、報酬を渡す役割だったとみられています。
警察は、共犯事件であるとして男の認否を明らかにしていません。警察は、引き続き組織の実態解明を進めるとしています。










