海面上昇で国が水没の危機にある南太平洋の島国ツバルは、国民がオーストラリアに移住できるようにすることなどを定めた、オーストラリアとの2国間協定に署名しました。

ツバル ナタノ首相
「この協定は希望の光です」
オーストラリア アルバニージー首相
「この協定には気候変動、人的移動、安全保障の3つの柱があります」

人口およそ1万1000人の島嶼国ツバルは地球温暖化による海面上昇の影響で、国連によれば2100年までに国土の95%が水没すると予測されています。

10日、署名された協定ではオーストラリア政府は、年間280人のツバル国民に対して移住を可能にする特別ビザを発給するとしています。またオーストラリアは今後、ツバルの海岸の埋め立て作業など、日本円にしておよそ16億円の追加支援を約束しました。

安全保障面では中国を念頭に、ツバルが他国と安全保障や防衛分野の協定を結ぶ際には、事前に2国間の同意が必要になると定めています。台湾と外交関係を維持しているツバルに対してアルバニージー首相は、求められれば軍事援助も行うと述べました。