10日、富山市にある国の登録有形文化財・内山邸では、本格的な冬に備え庭園の雪吊り作業が始まりました。

内山邸では、湿気の多い北陸特有の雪の重みで枝が折れるのを防ぐためにアカマツやモミジ、ウメなど庭園を彩る木々、およそ120本に雪吊りや雪囲いを施します。

造園業者が高さ8メートルのアカマツなどに支柱を取り付け、枝一本一本に縄を結びつけていました。

久郷一樹園庭師 筧雅光さん:「ちょっと枝枯れが目立つかな。例年より。ちょっと弱っているところに縄を縛って養生していきたい」

内山邸の雪吊り作業は来週も続く予定で、園内では、紅葉と北陸の冬ならではの景観を楽しむことができます。