先週1週間に宮城県内でインフルエンザに感染した人の数は、1医療機関あたり20.14人と6週連続で増加しました。石巻では警報基準を今シーズン初めて超え、県は県全域にインフルエンザ警報を出しました。
11月5日までの1週間に県内の定点医療機関で、インフルエンザと診断された人の数は、1医療機関あたり前の週より3.81人多い20.14人で6週連続で増加しました。保健所別では、石巻が30.5人と警報の基準となる30人を今シーズン初めて超えたほか、仙南で28.86人、気仙沼で25人、大崎で22.1人など全ての保健所管内で10人を超える水準です。石巻で基準を超えたため県は県全域に警報を出しました。インフルエンザ警報は4年ぶりです。

また、県によりますと、この時期に警報が出るのは異例の早さで、これは1999年の統計開始以来、2009年と並び最も早いということです。県は手洗いや早めのワクチン接種などを呼びかけています。

一方、新型コロナの感染者は1医療機関あたり2.49人と5類移行後、最も少なくなりました。