北陸電力の株主総会が28日開かれ、脱原発を求める株主グループから志賀原子力発電所の廃炉を求める議案が提出されましたが否決されました。総会では過去最大の連結赤字について経営陣の責任を問う声も上がりました。

富山市の北陸電力本店で開かれた株主総会には、株主112人が出席しました。

総会では、脱原発派の株主が、珠洲市周辺で最大震度6弱をはじめとする地震が相次いでいることを挙げ、「地震が頻発する能登半島での原発の運転は大変危険で、即座にやめるべき」と訴えました。

これに対し、北電側は「志賀原発は震度2で、設備に異常はなかった。今回の地震の規模、マグニチュード5・4より大きな地震を想定して耐震設計しており、安全性に影響を及ぼすものではない」としました。

このほか、脱原発を求める株主グループから志賀原発の廃炉や経営の透明化を求める6つの議案が提出されましたが、すべて否決されました。

志賀原発2号機をめぐっては、原子力規制委員会が国の安全基準に適合するかどうかを審査していて、今後、2度目の現地調査が予定されています。

北陸電力とともに脱原発をすすめる株主の会 中垣 たか子 代表:
「耐震性の問題は安全性審査の入り口にあるわけだから、今起きている群発地震を無視してスケジュールどおり審査をされてはとても困る」

また、株主総会では過去最大の連結赤字の経営責任を問う声も上がり、松田 光司社長は「大幅な赤字決算となり、大変重く受け止めている。あらゆる面で収支改善策を実行していく」と述べました。