EU=ヨーロッパ連合の首脳らは、ウクライナをEUの「加盟候補国」とすることで合意しました。

23日、ベルギーのブリュッセルで開かれたEU首脳会議は、ウクライナに対して将来の加盟国に向けた候補国としての地位を与えることを全会一致で決めました。

EU フォンデアライエン委員長
「決定的な瞬間で、ヨーロッパにとって素晴らしい日です」

候補国となってから実際にEUに加盟するまでには経済や法制度をEUの基準に合わせる必要があり、実現までには何年もかかるのが通常です。

ただ、ロシアによる侵攻を受けているもののNATO=北大西洋条約機構に加盟していないウクライナに対してEU諸国の支援は武器や資金の供与と難民の対応にとどまっていて、正式な加盟申請から4か月という異例の速さで候補国の地位を与えることで、少なくとも政治・経済的には連帯を示そうという意図があります。

会議では、ウクライナの隣国で同様に国内に親ロシア派の自称共和国をかかえるモルドバも加盟候補国とすることで合意しています。

ウクライナのゼレンスキー大統領はツイッターで「EUの決定を称賛する」とし、首脳らに感謝の意を表明。「ウクライナの未来はEUにある」としています。