23.1パーセント。これは参議院に占める女性議員の割合です。女性の政治参画を阻んでいる一つの原因に、有権者からの「票ハラスメント」があります。現職の女性議員が、その実態を語りました。

■女性議員が語る“票ハラ”「握手したら離さない」

内閣府が制作した動画では、全国の地方議員の身に実際に起こったハラスメントの数々が紹介されています。

(内閣府が公開した動画より)
議会のドン
「これまでの慣習でね、お茶は女性議員にお願いしてるから、頼むよ。(肩を触って)女性が入れたお茶の方が美味しいからね


委員会で発言する女性議員
「子育て支援の充実は喫緊の課題です」

ヤジを飛ばす議員①
「かわいいね~。美しすぎる議員がんばれ~」

ヤジを飛ばす議員②
「まずは自分が子どもを産んだら

女性議員
「実は妊娠しまして。委員会を欠席したいと思います」

議会のドン
初当選したばかりなのに妊娠しちゃったの。あなたに1票を入れた有権者の期待はどうなるの」

議会の中でのセクハラ、マタハラ、パワハラ。さらに、有権者からも・・・


(内閣府が公開した動画より)
有権者
「すばらしい、若いのにね~。大変だねほんとに(候補者と握手した手を離さない)」

有権者
「選挙頑張ってね。(抱きつきながら)投票するから携帯番号教えてくれる?


投票をちらつかせて嫌がらせをする「票ハラスメント」が横行しています。

東京・北区の臼井愛子区議も3年前に初めて選挙に出て以来、“票ハラ”に悩まされてきました。


東京・北区 臼井愛子区議(31)
「握手を求められて、普通に握手すると思ったら、ここら辺(手首)まで手をずっとサワサワされて、握った手を離さないみたいなのはすごく多かったですし、女性議員が並んでるポスターを指さして『この人とこの人と君で悩んでるから、ほっぺにチューしてくれたら(票を)入れてあげるよ』って言われた瞬間に、本当にありえないなと思って」

選挙活動を手伝うはずのボランティアの男性が、異性として交際を求めてきたこともあったといいます。


東京・北区 臼井区議
「『家の前で待ってます』とか、そのうち事務所前で夜遅くに待ち伏せしていて。関係性がこじれると逆恨みされるんじゃないかとか、1票でも多く取っていきたいと思ってましたし、変な噂を流されたくないとか」

内閣府による地方議員への調査(2020年度)では、ハラスメントを受けた経験がある議員は、女性が57.6%と、男性の32.5%を大きく上回りました。