青森県の吉田屋の弁当による集団食中毒問題で新たな情報です。
吉田屋が外部の業者に委託して炊かれた米が指示していた温度よりも高い温度で納品され、その後の温度管理について、吉田屋側が「温度測定を怠っていた」と説明していることが新たに分かりました。
八戸市保健所の会見(おととい)
「弁当を原因とする食中毒と断定した」
おととい、八戸市の保健所は吉田屋の弁当をめぐって21都県の270人が食中毒を発症したとして、吉田屋を営業禁止処分にしました。

関係者によると、食中毒の原因は弁当の米とみられています。吉田屋は連休を前に普段よりも圧倒的に多い数の注文を受けたため、米の一部を岩手県内の業者に委託し、炊いた状態で納品させていました。
しかし…。
吉田屋側の保健所への説明
「委託業者には30℃以下に冷まして納品するよう指示していた。しかし、50℃程度までにしか冷却されていなかった」
委託業者は岩手県内から車で100キロ以上の道のりを走り、米を運んでいたといいます。
炊いた米を納品した委託業者を訪ねてみると…。

記者
「吉田屋に米を納品していた業者は、きょうも営業しているということで、窓からは人影が見えます」
社長が取材に応じました。