■第19回世界陸上競技選手権大会 第6日(日本時間24日、ハンガリー・ブダペスト)
女子35km競歩に、前回9位の園田世玲奈(26、NTN)と世界陸上6回目の代表となった渕瀬真寿美(36、建装工業)が出場。園田が2時間46分32秒の7位で、この種目日本勢初の入賞を果たした。世界陸上過去4度出場の岡田久美子(31、富士通)が前日に腰椎捻挫で欠場した。
園田は7人の先頭集団の中でレースを進めたが、10km過ぎたところで集団から遅れ、ブラジルのV.リラ(30)と6位集団を形成。21kmあたりでリラから遅れ始めると一人旅となった。その後、ペナルティゾーンで待機していた前回銀メダルのK.ズジェブウォをかわし、5位まで順位を上げたが、最後は2時間46分32秒の7位でフィニッシュ。前回から2つ順位を上げ、この種目で日本勢初の入賞を果たした。渕瀬は14位だった。
金メダルは世界記録保持者で、4日前に行われた20km競歩を制したM.ペレス(27、スペイン)の2時間38分40秒(大会記録)。19km付近で前に出ると、22km過ぎから2位以下を引き離した。前回大会金メダルのガルシア レオン(29 、ペルー)は銀メダル、前回大会4位、今大会の20km競歩で15位だったA.トリスビオティ(39、ギリシャ)が銅メダルを獲得した。
【女子35km競歩結果】
金 M.ペレス(スペイン)2時間38分40秒 ※大会記録
銀 K.ガルシア レオン(ペルー)2時間40分52秒
銅 A.トリスビオティ(ギリシャ)2時間43分22秒
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7位 園田世玲奈 2時間46分32秒
14位 渕瀬真寿美 2時間52分57秒