家族ぐるみで持続化給付金およそ10億円をだまし取ったとみられる詐欺グループの主犯格、谷口光弘容疑者がインドネシアで逮捕されました。

首都ジャカルタから230キロ離れたスマトラ島南部の村に潜伏していたといいます。現地ではどのような生活をしていたのか?解説していきます。

ホラン千秋キャスター:
谷口容疑者は魚の養殖ビジネスを画策していたということで、地元民にも投資を呼び掛けていたということです。ビジネスを始めようとしたのはこれが初めてじゃないということが、情報として一つ明らかになっています。6年前、石油採掘の事業を日本で知人に勧誘していたということもあったようなんです。そして今回、潜伏していた家の家主は養殖場を経営している方でした。魚を売っているときに谷口容疑者と出会ったということです。どこで魚を売っているときなのかなど、詳しいことはわかっていないんですが、こういった状況で出会ったということなんですね。

現地メディアによりますと、家主から370万円分の稚魚を購入したということなんです。谷口容疑者は、自身で「魚の投資家だ」というふうに主張していました。そして、この家主は滞在を許可したということなんです。

谷口容疑者は5月5日に初めてこの村を訪れました。1か月ほど経った6月7日、3回目の訪問のときに逮捕されたということなんです。

逮捕時の様子についてです。よる10時半ごろ、警察が養殖場を営んでいる家主の家を訪問しました。様子がおかしいと察知した谷口容疑者は、自分の部屋に逃げ込んだということなんです。そして、谷口容疑者を追って警察が突入して、腕を掴んだそうなんです。ただ、腕を掴まれても逃走を図りました。家の裏に逃げようとしたんですが、周囲を警察が包囲しているということに気づいて断念。ソファに戻ってきて警察からタバコをもらって少し落ち着いたということなんだそうです。


■潜伏先で自宅を建設 結婚相手探しも

この潜伏先の家でどのような生活をしていたのかというと、スーツケースとパソコンを持ち込んで、約4畳ほどの部屋に寝泊まりしていたということなんです。車は2台所有していて、自分で運転してきたということです。さらに、その養殖場のある家主の敷地に自宅を建設中だったということで、長期滞在する計画があったのではないかというふうに見られています。


この暮らしの中で、どのような人柄に見られていたのかというと、家主の男性は谷口容疑者のことを「ボス」というふうに呼んでいたそうなんです。さらに「彼はお金持ちだと話していた。稚魚を買うのに必要なお金をどれだけでも用意してあげるというふうに言っていた」。このとき、怪しいと思うところは全くなかったということなんです。


さらに、こんなやりとりを家主としていたそうなんです。結婚相手を探すということで・・・

谷口容疑者
「実は私は若くて優しい、子どものいない女性が好きです。寂しいです」
家主
「我慢してください」

谷口容疑者
「我慢するのは難しいです」
家主
「本当に結婚したかったら優しい方と巡り会えるかも」
谷口容疑者
「すぐに探してください」

井上貴博キャスター:
逃亡生活でひっそりと身を潜めていたというよりも、堂々とビジネスをしながら拠点を構えようとしていた可能性があるということになるようです。