■大相撲名古屋場所・千秋楽(23日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

新入幕の伯桜鵬(19・西前頭17枚目)が、3敗で並ぶ豊昇龍(24・関脇)との直接対決に敗れ、1914年(大正3年)5月場所の両国以来、109年ぶりとなる新入幕場所での優勝は惜しくも届かなかった。

結び前で両者気合い十分の一番。伯桜鵬は立ち上がり左を差して左四つの体勢となったが、豊昇龍の力強い上手投げに屈し、土俵上に手をついてしまった。

14日目を終えて伯桜鵬、豊昇龍、北勝富士(31・前頭9枚目)が11勝3敗で並び、この日の先の取り組みで北勝富士が錦木を引き落としで下し、3敗をキープ。優勝には本割と決定戦で勝つことが条件となったが、大関昇進を狙った豊昇龍に力負け。

今年の初場所に幕下15枚目格付け出しでデビューした伯桜鵬は、今場所は本名の落合から伯桜鵬に改名。所要3場所で幕尻の西前頭17枚目での新入幕を果たし、初日から2連勝を飾るも、3日目(宝富士)、5日目(竜電)、9日目(大翔鵬)に敗れ3敗。11日目に元大関・高安を下して勝ち越しを決めると勢いに乗り、小結・阿炎、2敗の錦木、北勝富士を接戦の末に破りトップタイに浮上。千秋楽は敗れるも11勝4敗の好成績。後半戦の快進撃により敢闘賞と技能賞を受賞した。

優勝は豊昇龍が決定戦で北勝富士を押し出しで破り、初の賜杯を手にした。