債務超過にも関わらず粉飾した決算を提出し、福島県会津若松市の金融機関から1億円をだまし取った疑いで、郡山市の会社役員の男など3人が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、福島県郡山市の会社役員・吉田淳一容疑者(61)、宮城県仙台市の無職・菊地智宏容疑者(48)、宮城県利府町の自営業・上栗正吉容疑者(50)の3人です。

警察によりますと吉田容疑者ら3人は、去年2月中旬ごろ、会津若松市内の金融機関に対し、粉飾した決算報告書を提出して融資を申し込み、1億円をだまし取った疑いがもたれています。

金融機関が告訴し、事件が明らかになりました。

吉田容疑者は、コピー機などの販売やリースを行う会社を経営していましたが、当時の経営状態は債務超過だったということです。

また会社は去年7月に民事再生法が適用され、帝国データバンクによりますと、負債総額は82億円余りに上っていたということです。

警察は捜査に支障があるとして3人の認否は明らかにしていませんが、ほかにも同様の犯行を行ったとみて、余罪についても慎重に捜査を進めています。