去年6月に大阪市西成区で高台の“のり面”が崩落し、住宅2棟4軒が倒壊した問題。「のり面の補強工事をしたい大阪市」と「費用負担があるならしてほしくない住人」で対立していましたが、5月25日に開かれた大阪市議会で住人との和解が決まりました。しかし、倒壊から約1年が経った現在も、いまだに“崩落の原因”は究明されていません。

“西成崩落事故”で家を失った住民『見るも無残というか…』

 去年6月、大阪市西成区で高台が崩れて住宅2棟4軒が倒壊しました。その後、残った1軒も倒壊寸前で危険だとして引き倒されました。
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 山下輝雄さん(62)はローンを完済した終の棲家を突然失いました。

 (山下輝雄さん)
 「(自宅があったのは)ここらへんから…ここくらいまでかな。見るも無残というか何というんかな…」

 現在は市営住宅で暮らしていますが、生活の立て直しは容易ではありませんでした。

 (山下輝雄さん)
 「(転居費用は)200万円は超しているでしょ。家財道具全般やね、全てやから。服とかもそうやし。食器も全部買いなおさないとあかんし」