5月12日、初めて新型コロナの感染確認を発表した北朝鮮。北朝鮮国内からは「商人たちが市場に出てこない。売り惜しみが始まっている」「コロナの症状より統制が厳しくなるのが心配」の声が伝わってきています。18万人以上が隔離・治療を受けている北朝鮮の現状とは?

■北朝鮮が公式に「コロナ感染確認」を発表 国民生活に及ぶ影響は?

マスク姿で金正恩総書記が視察したのは「国家非常防疫司令部」です。


北朝鮮のアナウンサー
「総書記同志は発熱が首都圏を中心に多発的に拡大していることは、私たちの防疫体制に弱点があることを示していると深刻に指摘しました」

5月12日、初めて新型コロナの感染確認を発表した北朝鮮。


4月末から原因不明の発熱を訴える人が急増し、これまでに▼18万7800人以上が隔離および治療を受け▼6人が死亡。うち1人は新型コロナに感染していたとしています。

北朝鮮の内情に詳しい専門家は13日、国内にいる協力者からこんな報告があったと話します。


アジアプレス大阪事務所 石丸次郎代表
「アパートの入り口に詰め所を作って、出入りする人の体温チェックをしている」

現地ではPCR検査キットが不足していて、体温の測定を強化しているといいます。

また、市場では・・・

アジアプレス大阪事務所 石丸次郎代表
「商人に価格統制、いくら以上で売るなということを強力に指示している。これから(値段が)上がるんじゃないかと考えた商人たちが、もう市場に出てこずに一種の売り惜しみを始めている」
「住民たちは、コロナという病気よりも一帯が封鎖されたり、非常に統制が厳しくなって、暮らしに影響が出ることを恐ろしい、心配だと言っているそうです」