山梨県道志村の山の中で5月4日、警察が落ち葉などが堆積した腐葉土を掘ったところ、新たに人の骨のようなものと黒色のような長袖のハイネックの衣服を発見しました。このハイネックの衣服はおよそ3年前に近くのキャンプ場で行方不明になった小倉美咲さんが当時着ていたものと色や形の特徴が似ていました。しかし今回、骨のようなものが発見された場所は、小倉美咲さんが行方不明になったキャンプ場から遠く離れていて、現場を何度も訪れている、元大阪府警の中島正純さんは「わざわざ子供が行くような場所ではない」と話しています。また「人骨のようなものも後から運ばれてきた可能性もある」ともしています。一体どんな可能性が考えられるのでしょうか?

■腐葉土の中から肩甲骨発見か?

井上貴博キャスター:
5月4日、新たに人の骨のようなものが見つかった山梨県道志村では、5日も警察の捜索が行われています。人の骨のようなものは小倉美咲さんが行方不明になったキャンプ場から600mほど離れた場所で見つかったということです。

骨が発見された沢は上流にある急斜面で、4月28日・29日と立て続けに靴、靴下が見つかりました。23日には頭の骨の一部が見つかっています。改めて地形を見ていくと、4日に数センチ四方の肩甲骨とみられる骨や黒色のような長袖のハイネックなどが見つかったのは靴が発見された場所から半径数メートルの腐葉土の中でした。

この沢に向かうためには、道路を伝って歩いていって、そこからこの沢を登っていくというルートとキャンプ場の裏手から回って山を登って下っていくというルートの二つが考えられます。しかし、5日の捜索の映像を見ていくと、いかに険しい場所かというのが分かります。大きな岩がゴロゴロと点在していて、キャンプ場からも距離があります。こうした生い茂る草木の中から見つかったということは何が言えるのかというのも今後の捜査のポイントになっていくわけです。



上村彩子キャスター:
当時あれだけ捜索してもなかなか見つからなかったものが、2年7ヶ月ほどたって見
つかり始めました。これはどう捉えればいいのでしょうか。



元大阪府警刑事 中島正純さん:
私も事件当時この現場に行き捜索もしています。今いろんなボランティアの方とか、地元消防団の方も来られたりしてるんですけれども、その方たちも当時この現場を大捜索しておられて当時は何もなかったとおっしゃってるんですね。なので、それを考えると後から何らかの形で動物または、事件性があるならば人がこの場所に運んできたということが考えられると思います。

上村キャスター:
現場の皆さんはまだまだ見つかると考えているんでしょうか。

元大阪府警刑事 中島正純さん:
まだ頭の先から足の指の先までほとんど骨が見つかっていませんので、ちゃんと骨を全部見つけるために一生懸命捜索しているというところです。まず骨とそれから服が見つからないと事件性があるのか事故だったのかということがわかりません。それと同時にもし全てが見つかると容疑者発見の手がかりにもなります。

警察の捜査も行き詰まっていましたけれども、今回骨のようなものが見つかったことで容疑者の痕跡証拠が見つかる可能性がありますので、警察の容疑者逮捕のチャンスだというふうに今一生懸命頑張って捜索してるところです。


井上キャスター:
現場への道というのは大人だと通行できるような場所なんですか。

元大阪府警刑事 中島正純さん:
これは大変ですね。舗装されているのはほんのちょっとだけで、あとはずっと石ころがゴロゴロしていてそこを600mどんどん奥に入るという形になるんですけど、当時美咲ちゃんが行方不明になったのは夕方でしたよね。そろそろ暗くなりかけてるときに、果たしてそんな道を奥に奥に入っていくだろうかということが一つ疑問です。また、もう一つの山の上の道は獣道のような道で約50センチから60センチぐらいの幅しかないところです。それこそロープが要るような場所です。山頂まで行くのに約1時間30分かかります。なので、わざわざ子供がそこに入るということはなかなか考えにくいと思います。