ロシア軍が包囲するウクライナ南東部のマリウポリの製鉄所で再び激しい戦闘が行われています。こうした中、ロシア側は突然、民間人退避のため“一時停戦”すると発表しました。

■市民避難の製鉄所「血みどろの戦い」ロシアが“一時停戦”発表も


こちらはウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国」が4日に公開したマリウポリの製鉄所への攻撃とされる映像です。戦車が製鉄所の敷地を走行しているように見えます。

アゾフ連隊司令官
「敵が製鉄所の敷地内に侵入して2日が経つ。激しく血みどろの戦いをしている」

ウクライナ大統領府の顧問は、製鉄所に突入したロシア軍をウクライナ側が押し戻したものの、依然、厳しい状態が続いていると発表。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「344人がマリウポリと郊外から救出された」

ゼレンスキー大統領は4日、マリウポリなどから新たな避難が行われたと発表。さらに数百人とも言われる製鉄所に取り残された市民の退避が進むよう交渉を続けるとしています。

こうした中、ロシア国防省が突然、声明を発表。

製鉄所からの退避のため、5月5日から3日間、日本時間の午後2時から翌日午前0時まで人道回廊を開くとしています。



この期間中、一時的に停戦するとも発表しましたが、民間人の退避が進むのか不透明な情勢です。

一方、プーチン大統領が9日の「対ドイツ戦勝記念日」に合わせ、ウクライナ侵攻をめぐり「戦争宣言」を出す可能性について、ロシアのペスコフ大統領報道官は否定しました。

ロシア ペスコフ大統領報道官
「ばかげた話だ」