新型コロナ対策の規制緩和が進む韓国では2日、屋外でのマスク着用義務が解除されました。一方、中国・北京では日に日に規制が強化され、事実上のロックダウンが続く上海では支援物資をめぐる混乱も起きています。

屋外でのマスク着用義務が2日、解除となった韓国。

市民
「とても幸せです。外の空気を吸えて、とても幸せです」
「外でマスクを外すこと自体が数年ぶりで、さわやかな空気を吸う感じが良いです」

首都ソウルでは、解除を歓迎する声も一部で上がりましたが…

記者
「私がいるのはソウル市内の繁華街ですが、道を歩く人たちのほとんどがマスクをつけたままです」

韓国で2日、発表された新規感染者はおよそ2万人と、まだ収束には程遠い状況。そのため、警戒心を緩めない人が多いようです。

公園でもマスクを着けたまま運動する人が大半でした。

市民
「まだマスクをつけるのが安心です。新規感染者数がもっと減ると、安心してマスクを外せるようになると思います」

ただ、屋外でも50人以上の集会やスポーツ観戦時などにマスクを着用しなかった場合は、これまで通り日本円で最大およそ1万円の罰金が科せられます。一方、メーデーに合わせた連休中の中国。

首都北京では感染拡大が収まらず、日を追うごとに対策が厳しくなりつつあります。

記者
「毎日新たな対策が発表されている北京ですが、今度は室内でのスポーツが禁じられるようになりました。こちらのバトミントン場は、現在は閉まっています」

北京では、感染者が確認された地域が次々と封鎖されていますが、1日も新たに41人の感染が確認されました。北京市当局は、無症状や軽症の患者を収容するため、1200床ある新型コロナ専用の臨時病院を1日から本格稼働させています。

ユニバーサル・スタジオ・北京も急遽、営業を一時停止するなど娯楽施設の閉鎖も相次いでいます。一方、人ごみを避けるためか郊外へと向かう高速道路には多くの車が走っていました。

連休明けの方針はまだ示されておらず、政府が進めるゼロコロナ政策による市民生活や経済活動への影響が長期化する可能性があります。さらに、事実上のロックダウンが続く上海では。

市民らが扉をこじ開け入った先には山積みの発泡スチロールのケースが。

市民
「こんなにたくさんの箱を放置して!臭すぎる」

地域を管轄する委員会が他の省から寄贈された食料などの支援物資を放置していたのです。しかも中身が腐っていたとして、市民らは路上に巻き散らかして怒りを爆発させます。

現地メディアによると、地域の責任者ら3人は免職処分になったということです。

上海では5日連続で新規感染者数が1万人を切り、現在1500万人以上が外出可能になったと発表していますが…

記者
「私が住むマンションは、これまで感染者は一人も出ていないのですが、このように外に出られない状態が続いています」

JNNのカメラマンは、外出可能な1500万人に含まれているものの、マンションからも警察からも外出しないよう告げられるなど、混乱が続いています。