TBS系で展開しているSDGS企画「地球を笑顔にするWEEK」、MROからも独自の企画をお伝えします。2030年までの実現を目指して国連が掲げる「持続可能な17の開発目標」のうち5番目の「ジェンダー平等」についてです。

多くの女性が憧れる華やかなドレスや花嫁衣裳、そうした特別な雰囲気は、女性しか味うことができないのでしょうか。貸衣装店が始めた「変身体験」は、女性だけではなく男性も利用できることで話題になっています。

ドレスに身を包み、幸せそうな笑顔を見せるモデルたち。
どの写真からも日常とは違った特別感があります。

非日常感ある写真のモデルは男性


実は、全て男性がモデルになった写真です。創業90年を超える福井市の老舗貸衣装店、「マリーマリエ」が始めたのが、その名も「変身体験」です。

少子化の影響で婚礼需要が減る中、結婚式以外でも衣装が着られるサービスとして始めましたが、一通のメールをきっかけに、SNSなどを通じて利用が広がりました。

マリーマリエ 井関ひとみ社長「最初は女性向きのつもりで自社Webに書いたんですけども、男性でもいいですか?というメールが来まして。私自身、男性でも女性でも気持ちがわかるようなジェンダーフリーのお友達ができると楽しいだろうなと思っていたので、そういうお客様のメールが来たときは「あぁ、面白そうだからやろう!やろう!」と」

井関ひとみ社長

10年前から始めたこのサービスは、国内はもちろん、今ではアメリカやイギリスなど海外からの利用者もいるとのこと。

倉庫には貴重な衣装も

貸衣装店だけに、店内には子ども用のドレスや花嫁向けのティアラなど、4000点以上を豊富に取り揃えています。倉庫には貴重な衣装も眠っていました。

井関社長「こちら、豆まき用に寺院などに貸し出している…かみしもの肩衣です」
Q.2月3日以外で使うことはある?「ありません。節分だけ」Q.借りたいという方がいるかもしれないから?「とっておいてあるんですよ」

さらには、宝塚歌劇の演目「エリザベート」で登場する黄泉の帝王・トート役が身に着ける背負い羽もありました。

「エリザベート」のトートが背負う羽

井関社長「お似合いでございます」Q.こちらを使う機会は多い?「いや…希望の方に…ありますよというだけなので」

井関社長が大切にするモットーは「いろんな人を受け入れる」。

既婚や未婚、性別を問わずより多くの人たちに晴れの日の特別な気分を感じてもらいたいと考えています。

井関社長「喜んでもらいたいという、できないと思っていることができたとか入らないと思っているものも入るようにお直ししてあげたとか」