ウクライナへの軍事支援を話し合う会議が開かれ、アメリカのオースティン国防長官は、ウクライナが春に攻勢に出るために支援を急ぐ必要性を指摘しました。

アメリカ オースティン国防長官
「ウクライナは春になったら攻撃に出ることを検討している。数週間しかないので、我々がやるべきことはたくさんある」

ベルギーで開かれたウクライナへの軍事支援を話し合う会議の後、オースティン国防長官は、武器や弾薬などの支援を急ぐ必要性を指摘しました。

会議にはおよそ50か国が出席し、フランスやイタリアが防空システムの供与を表明するなどしています。

NATO ストルテンベルグ事務総長
「プーチンは2つ大きな戦略的失敗を犯した。ウクライナの人々とその軍隊の強さと勇気、そしてNATOとパートナーの団結と決意を過小評価した」

続いて、NATO=北大西洋条約機構の国防相会議も開かれました。2日間の日程で行われ、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援について話し合うとみられます。

加盟国による▼戦闘機供与のほか、▼侵攻が長期化することで備蓄が減少している弾薬の補充策、▼防衛産業の能力向上についても話し合われる見通しです。

また、会議冒頭では、出席者がトルコ・シリアを襲った地震の犠牲者に黙祷を捧げました。