“労働者の街”、大阪市西成区。その象徴だった「あいりん総合センター」の建物本体の解体工事が始まりました。
記者
「午前9時すぎです。放水しながら重機が壁を壊しています」
1970年に開設された「あいりん総合センター」は2019年、耐震性を理由に建て替えが決まりました。去年12月からアスベストの除去などが行われ、けさ、建物本体の解体工事が始まりました。
あいりん総合センターは日雇い労働者たちに建設作業などの仕事を紹介するほか、市営住宅や病院も併設されていました。最盛期には全国から2万5000人の労働者が集まり、「労働者の街・西成」を象徴する施設でした。
地域の高齢化が進む一方、インバウンドの増加などで西成の街も変わりつつあり、日雇い労働者の簡易宿泊所が並んだ通りも一部を除きホテルへと変わっています。
そんな中でのセンター解体に、住民らはさみしさを口にします。
近くに住む人
「一つの時代の流れだと思います。やむをえないと思います」
「うちらの憩いの場所であって、寝たり将棋さしたり。そういうのが一切なくなるからね」
市などによりますと、跡地には新しい職業安定所などができるほか、多目的ホールや子育て支援施設などを整備することも検討しているということです。
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