世界中で大会が開催されプロ選手として活躍する人もいるなど、注目を集めるe(イー)スポーツ。

そんなeスポーツを専門に学べるサポート校が、4 月那覇市に開校しました。

生徒たちが熱中しているのはeスポーツ。パソコンやゲーム機で対戦する競技で、国内の市場規模はことし200億円に迫る、注目の成長産業です。

2026年、那覇市に開校したのは、eスポーツを専門とするサポート校「TSUNABeeeeee!esports高等学院(ツナビーイースポーツ高等学院)」。

4月9日開校式が開かれ、1期生となる11人が入校しました。

新入生:
「これからの時代、世界とつながる時代はますます大切になってくると思う。今やゲームは世界でプレイされており、世界大会が開催されているものもあるほど。私はゲーム製作者になりたいと考えており、将来は自分が作ったゲームで世界中の人たちが楽しんでくれることが夢」

親世代にはなかった新たな選択肢。入校を相談された時の保護者の反応は。

保護者:
「ツナビーに決まるまではゲームばっかりしてるので『勉強しろ』と言っていたが、ちゃんとゲームを勉強したいと言われてからは逆。『これだけのゲーム量で足りるのか?』『もっとやりたくないって言うくらい、ゲームをやれよ』っていう感じに」

ここで行われているのは、eスポーツ実技の授業。この日は、戦いながら生き残りをかけるシューティングゲーム「Fortnite(フォートナイト)」が教材です。

指導にあたるのは、プロプレイヤーとして実績を持つ講師。eスポーツは戦略的思考や問題解決能力、コミュニケーション能力が育まれるほか、自身の特性理解にもつながるといいます。

講師LISE(リセ)さん:
「僕自身、eスポーツを経験してきて、自分の強み・弱み、どうしたらこれが直るか、どう改善したら自分が成長するか、などを学べた。自分の強みを活かして、今後社会人になっても特性を活かしながら活躍できる」

授業は週5日。月曜日と金曜日は国語や数学など基本5科目を学習。火曜日から木曜日はeスポーツの実技に加え、業界の歴史や仕組みを学ぶ『eスポーツ概論』など専門科目に打ち込みます。3年間通えば提携する通信制高校の卒業資格も取得可能です。

生徒たち:
「将来プロゲーマーになりたい」
「作ったりプレイするより、大会の開催(側)などゲームに関連した仕事に就きたい」

eスポーツに関連する職種はさまざま。進路も多岐に渡ります。

講師 LISEさん:
「eスポーツはプロ以外にも裏方の仕事をしたい子が多い。マーケティングだったり、ゲーム運営の広告の仕方だったり。(今後の予定では)コーチとかアナリストとかを増やしたいと思っている」

(IT系の業界とも親和性が高いんですか?)
「結構高いです」

学び舎となる施設を運営する沖縄セルラー電話は、自社の強みである通信を活かそうとeスポーツと教育分野に参入しました。

沖縄セルラー電話パーソナル営業本部 仲地翔子さん:
「戦っている選手の皆さんにとっては、0.1秒が勝ち負けにつながると言っても過言ではないほど、通信が非常に大事になっている。将来につながるのであれば、そういった環境を提供することで、沖縄県の未来のIT人材の育成に貢献できるのではないかと教育事業にチャレンジしている」

eスポーツ先進国の韓国では、選手のカード付きのお菓子が販売されるなど、日本のプロ野球選手やJリーガーと同じような「スター」として扱われているそうです。

かつての「遊び」は、将来の「武器」へ。
デジタル社会の最前線を見据える若者たちの挑戦が、沖縄の未来を動かす力になるのかもしれません。