8日の地震で、北海道内の太平洋沿岸では、津波も観測され、各地で被害や影響が出ています。

青森県東方沖を震源とする地震では、北海道函館市で震度5強、札幌市も震度4を観測しました。
この地震で太平洋沿岸中部に一時、津波警報が発表され、浦河町で50センチ、えりも町庶野で30センチの津波を観測しました。

北海道などによりますと、日高町の70代の女性が避難中に凍った路面で転倒し、左腕の骨を折るなど、これまでに11人がけがをしました。

また、JRは設備点検などを行うため、特急列車16本を含む164本を運休。
公立の小中学校などあわせて47校も臨時休校しました。
本間吏成アナウンサー
「きのう(8日)最大震度5弱を観測した厚真町にある苫東厚真火力発電所です。きのうの地震により、2号機が緊急停止しましたが、現在は復旧しています」

北海道電力によりますと、2号機のボイラー内部に付着した灰が地震の震動で下に落ち、石炭の燃焼が不安定になったことで一時的に停止したということです。














