横浜市の路上で20代の女性2人にわいせつな行為をしようとしたとして、プロ野球「ソフトバンク」の元選手の男が逮捕されました。男が逮捕されるのは8回目で、夜間、若い女性が1人でいるところを狙い、犯行を繰り返していたとみられています。

不同意わいせつ未遂の疑いで逮捕されたのは、福岡ソフトバンクホークスの元選手で清掃業の美嶋隼人、旧姓・堂上隼人容疑者(43)です。

警察によりますと、美嶋容疑者は今年4月に横浜市の路上で20歳の女性にわいせつな行為をしようとしたほか、今年5月にも23歳の女性にわいせつな行為をしようとした疑いがもたれています。

調べに対し美嶋容疑者は「わいせつな行為をしようと思ったわけでは絶対にありません」と容疑を否認しています。

美嶋容疑者が逮捕されるのは、今回で8回目で、他にも不同意わいせつ傷害の疑いで追送検されていて、被害者はあわせて11人にのぼるということです。

被害者はいずれも10代から20代の若い女性で、横浜市の路上などで夜間1人で歩いていたり、自転車に乗っているところで被害に遭っていて、美嶋容疑者はこうした女性を狙い、犯行を繰り返していたと見られています。

美嶋容疑者は2008年の育成ドラフト5位でソフトバンクに入団しましたが、現役選手だった2012年に少女への強制わいせつの罪で逮捕・起訴され、実刑判決を受けています。