勤務先の小学校で当時9歳の女子児童にわいせつな行為をした不同意わいせつなどの罪で追起訴された、元・広島市立小学校教員の中島健夫被告(39)の裁判が9日、広島地裁で開かれ、中島被告は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと中島被告は2023年3月、当時勤務していた広島市安佐南区の小学校の教室で、担任をしていた女子児童(当時9)の体操服をめくり上げ、胸をハンカチで拭く様子を動画で撮影したとされています。
9日の裁判で中島被告は「誠に申し訳ありません。私がしたことに間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「体調確認の名目で女子児童を誰もいない教室に呼び出し、行為に及ぶ様子を教卓の上に置いたタブレットパソコンで撮影した」と指摘しました。撮影された動画には「すごい熱あるね、大丈夫?」などといった音声が記録されていたということです。
裁判では、中島被告が「汗を拭くようにして胸や背中を直接触ったことに間違いない」と供述していることも明らかにされました。
検察側は、中島被告の余罪についてさらに追起訴する方針で、次回の裁判は1月8日に開かれます。














