新潟市中央区の印刷会社『コーエイ印刷』が11月27日に新潟地方裁判所から破産開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約8000万円とみられています。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、コーエイ印刷は1976年(昭和51年)創業で、地域密着型の印刷会社として、官公庁を主要な得意先としていたということです。
カタログや各種帳簿など商業印刷物のほか、自費出版や自分史、社史、写真集などについても取材から編集、出版まで一貫したサービスを提供していたといいます。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大とともにペーパーレス化が加速。売り上げが低下し、赤字決算が常態化していたということです。また、会社の代表が体調を崩したことから、今回の措置に至ったとみられます。なお代表は11月に他界しています。
東京商工リサーチ新潟支店によりますと、コーエイ印刷の負債総額は約8000万円が見込まれるとしているほか、新潟県内における新型コロナウイルス関連の破綻は210件目だということです。














