将棋の福間香奈女流六冠が「妊娠・出産」に関するタイトル戦の規定の変更を求めて、日本将棋連盟に要望書を送ったことがJNNの取材で分かりました。

日本将棋連盟は今年4月に、タイトル戦に臨む女流棋士が妊娠した場合、対局の日程が出産予定日から数えて産前6週から産後8週までの期間と一日でも重なれば、日程変更の対応はせず、その女流棋士はタイトル戦に出られないなどという規定を施行しています。

8つのタイトルのうち、6つを保持する福間香奈女流六冠(33)はきょう、「妊娠・出産に伴う合理的な配慮がされていない」として、将棋連盟に規定の変更を求める要望書を送り、あす記者会見を行う予定です。

福間香奈 女流六冠(先月13日)
「対局か、妊娠するか、どちらかを選択しないといけないような状況になっていると思う」

将棋連盟は「当事者の安全性と公平性がより保たれ、不利益が生じない制度が求められるなか、規定の明文化を目指し検討を進めています」としています。