千葉市の防水工事会社とその代表が架空の外注費を計上するなどして、法人税と消費税あわせておよそ9800万円を脱税したなどとして、東京国税局に刑事告発されました。

刑事告発されたのは、防水や塗装、修繕などを行う千葉市の工事会社「KBホールディングス」と黒田希一代表(49)です。

関係者によりますと、黒田代表は実在する会社や個人の名前を使って架空の外注費を計上し、去年(2024年)までの3年間であわせておよそ2億8000万円の所得を隠して、法人税と消費税、あわせておよそ9800万円を脱税した疑いがもたれています。

脱税で得た金はブランド品の購入などにあてたとみられていますが、黒田代表はJNNの取材に対し、修正申告をして納付も済ませたとしたうえで、「反省している。二度とこういうことがないようにする」としています。