12月8日(月)23時15分頃、青森県で最大震度6強を観測する非常に強い地震が発生しました。 気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しており、今後1週間程度、大規模な地震の発生可能性が平常時より高まっているとして、備えの再確認を呼びかけています。この状況下で、被災地には「真冬並みの強い寒波」が迫っています。

9日(火)~10日(水):被災地で積雪急増のおそれ

気象庁によると、前線が通過した後、日本付近は冬型の気圧配置へ一変します。 9日朝には、平地でも雪になる目安の寒気が北日本をすっぽりと覆い、青森県を含む北日本の日本海側を中心に、雪や風が強まる見込みです。

複合災害への備え(命を守るポイント)

▶家屋倒壊・落雪に注意
地震で揺れの大きかった地域では、地盤が緩んだり、建物の強度が下がったりしている可能性があります。

そこに「湿った重い雪」が降り積もることで、家屋が倒壊する危険性が高まります。損傷した建物や、雪の積もった屋根の下には絶対に近づかないでください。

▶低体温症への警戒
停電が発生している地域や、避難所生活を余儀なくされる場合、防寒着、毛布、カイロなどを最大限に活用し、身体を冷やさないようにしてください。

▶避難ルートの確保
今後、吹雪で見通しが悪くなる(ホワイトアウト)おそれがあります。

「後発地震」への備えとして、すぐに避難できる準備が必要ですが、積雪で足場が悪くなることも想定し、靴や避難経路を今のうちに確認してください。

「地震」と「雪」。 2つの災害が同時に襲う恐れがあります。どうか、安全な場所で暖かくして、最新の情報に注意して過ごしてください