今年5月、佐賀市の老人ホームで入所者の男性を踏みつけるなどの暴行を加え、死亡させたとされる元介護士の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、佐賀市に住む元介護士の下津浦弘平被告は、今年5月、佐賀市北川副町の老人ホームで入所していた柳瀬忠雄さんの腰や胸を踏みつけるなどして死亡させた傷害致死の罪に問われています。

8日の初公判で下津浦被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は「柳瀬さんの対応に追われ、このままでは夜勤の仕事が終わらなくなると焦り、繰り返し暴行を加えた」と主張しました。

一方、弁護側は、「妻の妊娠に伴い勤務を増やしていたため、疲労がたまっていて突発的に犯行及んだ」と述べました。

判決は今月17日に言い渡されます。