兵庫県の城崎温泉では、高速バスを利用して大阪の食料品などを運送する実証実験が行われました。

 実証実験は大阪商工会議所と近畿大学などが企画し、大阪と城崎温泉を結ぶ高速バスで実施。

 6日は荷物室の空きスペースを使い、大阪で人気の「おかんパン」や老舗だしメーカーの商品を運んで販売しました。

 観光客が多い温泉街とあって、商品の売れ行きは上々でした。

 (老舗だしメーカー ヤマキウ 鈴木彰課長)「観光客が多いところでできることはすごくありがたい」
 (近畿大学経済学部 新井圭太准教授)「いろんな種類の事業者に声をかけて、どういったビジネスができるのか、継続的にやっていきたい」

 近大などは実証実験を通じて地方でのバス利用の活性化や商品の新たな販路拡大につなげたいとしています。