街の気になるエリアの「ほめるポイント=ほめポ」を見つけながら、なすなかにしの2人がぶらりする、ほめブラ番組『土曜のあさはほめるちゃん』。今回は三重県、伊賀上野、亀山・関を訪問。二人が初めて訪れたこの地で、一体どんな「ほめポ」に出会えるのか!?

大阪から1時間50分!「伊賀」と聞いてピンと来るのは…

大阪から関西本線を乗り継いで、約1時間50分ほど。やってきたのは三重県の伊賀上野。

「伊賀」と聞いて、最初に頭に浮かぶのは、そう忍者。三重県伊賀市は、まさに伊賀忍者の発祥の地。その歴史は南北朝時代に遡り、その名が広まったのは戦国時代とも言われている。彼らは独自の兵法である忍術を使い、時の権力者の隠密部隊として、情報収集や破壊工作などを行った。

また伊賀市は、俳聖・松尾芭蕉の生誕の地としても知られ、少年時代から俳諧に親しみ、伊賀の豊かな自然や歴史、文化が芭蕉の感性を育む土壌となった。29歳まで過ごしたと言い伝えられている。


早速なすなかにしの二人が体験したのが、今年8月にオープンした屋内型の忍者体験施設「万川集海(ばんせんしゅうかい)」。

その名の由来は、忍術の奥義を記した江戸時代の兵書「万川集海」から。なすなかの二人も忍びの装束に身を包み、伊賀流の真髄を多角的に体験。中でも、最大の見せ場となったのが手裏剣!手解きを受けながら、畳に向かって投げるも、これがなかなか刺さらない。忍者にもしっかりとしたセンスが必要のようだ。

もっと知りたい、万川集海で体験できる伊賀忍者の真髄!


街の和菓子店「伊賀菓庵(いがかあん)山本」では、忍者にちなんだお菓子を発見。

それは、手裏剣型の『かた焼き」と呼ばれる、自称日本一固い「煎餅」。なんとパッケージの中には、かた焼きを割るための専用ハンマーが入っているほど。史上最強とされるレベル10のかた焼きは、まるでコンクリート。軽くて嵩張らず長期保存も可能だったことから、伊賀忍者の携帯食として愛用されていたそうで、歯に自信のある方は、是非忍者になった気分でお試しを。

まだまだある、伊賀上野「お菓子街道」の銘菓をチェック


伊賀は忍者だけじゃない!絶品グルメも豊富

伊賀市で絶対に食べてほしいグルメの代表として挙げられるのが、「田楽座 わかや」。

伊賀名物『豆腐でんがく』を作りつづける老舗店だ。味噌の風味と香ばしさが豆腐のおいしさを引き立て、その濃厚な味はご飯にも合う!おすすめは、豆腐田楽とお吸い物のセット。

「田楽座 わかや」のライブ感たっぷりのレポートをチェック

そして伊賀上野の最高のご馳走として、地元民なら誰もが口を揃えてその名をあげるのが「元祖伊賀肉 金谷」のすき焼き。

『伊賀牛のすき焼き』には、なすなかにしの2人も「飲める!」と絶賛。地元のブランド牛「伊賀牛」は、ほぼ地元だけで消費されてしまうため、一般では滅多に流通しないことから“幻の牛肉”とも称される。脂を楽しむ松阪牛に比べて、肉本来の味を楽しむ伊賀牛は、見た目以上にあっさり。砂糖と醤油で関西風に味付けされたお肉は、なすなかの二人が「飲める!」と断言するほどのとろけるような柔らかさ。1人前8,470円だが、せっかく伊賀に来たなら食べないなんてもったいない!

お取り寄せも可能!「金谷」の伊賀肉は世界が認める“肉の横綱”


タイムスリップ!歴史情緒が感じられる街・亀山市

次に訪れたのは、三重県の中北部に位置し、豊かな自然と歴史的な街並みが魅力の亀山市。

その中でも、東海道47番目の宿場町として栄えた「関宿」は、まるで過去にタイムスリップしたかのような風景に魅了される、フォトジェニックな街。江戸から明治期にかけての町屋が約200軒も連なる様子は圧巻で、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている。

関宿で、フォトジェニックな瞬間をカメラで写そう

そんな街中に、ひっそりと佇む創業380年の和菓子店「深川屋」。

名物は、『関の戸』と呼ばれる餅菓子で、徳川家にも献上されていた代物。さらに聞けば、なんと店主、忍者の末裔で服部家の血を引く人物と分かり、なすなかの二人もびっくり!一体なぜ忍者が和菓子店を営み、世を忍んでいるのか!? 深川屋がなぜ、あの場所で和菓子店を開業しているのか?訪れた際には、お話上手な店主にぜひ聞いてみてほしい。

関宿で味わえる、美味しいものレポートはこちら


ここでしか味わえない、フォトジェニックな「ローソク」体験を

亀山市といえば、地場産業のローソクで発展してきた街でもある。その亀山市に2024年に誕生したのが、カメヤマローソクタウン。

「学ぶ、買う、作る、癒やされる」をテーマに、ローソクの魅力を体験できる複合エンターテイメント施設となっている。特に、なすなかの目を引いたのが、『好物キャンドル』。お寿司にビール、お菓子などをかたどったキャンドルで、供養はもちろん、部屋に飾って楽しむこともできる。

バラエティに富んだアイテムの数々に、二人も感動の連続。お好みのキャンドルを買うもよし、ワークショップで世界に一つだけのキャンドルを作るもよし、まさにここだけのローソクに彩られたテーマパークだ。

ワンカップもプラレールもローソク!? もっと知りたいカメヤマローソクタウン


クセになるのは間違いなし!亀山でしか味わえない絶品B級グルメ

亀山に来たら、絶対に食べては帰れぬソウルフードが、「川森食堂」の『鉄板みそ鍋』。

創業60年余り、味噌に命をかける人気食堂だ。山盛りの野菜に、豚バラ肉とホルモン、うどんを鉄板の上でじっくり絡めて、いざ実食!なすなかの二人も「うぉ〜〜!」と雄叫びをあげるほど大満足。スタミナが付きそうなガツンとくる美味しさで、味噌が絡まった野菜と肉がさらに食欲を増大、一度食べたらお箸が止まらない、止まらない、止まらない…

夜に食べられるメニューとして考案された鉄板みそ鍋は、今では県民はもちろん、近隣からもこの味を求めてやってくる、ご当地を代表する味になっている。

鉄板みそ鍋の心踊る調理レポートをチェック


もう一度来たくなる街、伊賀上野、亀山・関

忍者に始まり、極上グルメを堪能したなすなかにし。ロケの道中、「家族で来たい〜」「また絶対に来よう!」と感激の言葉を連発!ここでしか体験できない、エンタメ、歴史、自慢の味を求めて、ぜひ訪れてみてはいかがだろう。

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