斎藤知事の給与を減額する条例改正案。情報漏えいをめぐり知事の管理責任が明記されました。

 12月2日に開会した兵庫県議会の12月定例会。知事の給与を減額する条例案が再提出されましたが、背景にあるのは斎藤知事を告発した元県民局長の私的情報が漏えいした問題です。

 県の第三者委員会は今年5月、元総務部長が県議3人に情報漏えいしたと認定。知事らが漏えいを指示した可能性について指摘しました。

 知事は関与を否定したものの、管理責任があったとして自身の給与の減額の幅を現在の3割から5割に引き上げる条例改正案を議会に提出。しかし、議会側は「事実の解明が進んでいない」などとして6月と9月の議会で採決を見送っていました。

 2日に提出した修正案では「情報が適切に管理されなかったことに対する責任を明確にする」と情報漏えいについて知事の管理責任が明記されました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「漏えいした責任を明記をするという形で、内容については変わっていませんが、技術的な修正をさせていただいたということです」

 条例案は12日の本会議で採決される見込みです。